千島保育所

クラスだより

ふじ組(5歳児)クラスだより3月号

日中は陽だまりが暖かく外遊びが気持ちのいい季節になってきました。
梅の花やみんなで植えたクロッカスの花が咲いているのを見つけたりと、沢山の小さな春の訪れを発見している子ども達です。
この一年、心の部分で沢山の成長をみせてくれた子ども達・・・。2月は子ども達と一緒に、「今どんな気持ち?」というテーマをもって過ごしました。
朝来たら自分の顔のマグネットを、今一番自分の気持ちに近い表情のカードの場所に付けてもらい、後からその表情はどんな気持ちなのか?どうしてそんな気持ちになったのか自分の言葉で話してもらいました。
そのうちに、子ども達の中でも、悲しい気持ちにマグネットを置いている友達の事が、特に気になったようで、「どうしたん?」と心配して聞きに行き、話を聞いてあげたり、「それは嫌やったな~」と気持ちに寄り添う姿があり、友達に気持ちを共感してもらう事で、悲しい気持ちの場所から嬉しい気持ちにマグネットが移動することもありました。
色々な気持ちを一緒に悩んだり考えたりしながら、自分で伝えていく力をつけ、相手の気持ちも考えてあげられるようになってくれると嬉しく思います。
靴箱掃除のお当番活動をきく組さんに教えてあげる時は、作業手順だけでなく「赤ちゃん組の所、砂いっぱいのままで、赤ちゃんが食べたりしたらあかんやろ」「お当番の中で一番靴箱掃除が楽しいねん」など、お当番の楽しさや、思いやりの心もしっかり伝えていました。
優しい気持ちはこんな所でもこうしてバトンタッチされていくんだな~と感じました。
また、子ども達はお互いの事をよく見ていて、遊びの中で「〇○ちゃん前よりできるようになってる~」と、出来るようになったことを認めてあげる姿が見られる様になりました。
お友達のいいところも沢山知っていて、お友達から認められた子はとても嬉しそうで誇らしげです。
私自身も子ども達のいいところを伝えるようにしてきました。
一番近くのお友達に褒められることで、一緒にいて楽しいな!面白いな!と日々感じ、お互いが大切な存在として仲間関係ができてきたように思えます。
今は修了を祝う会に向けて、子ども達が自分たちの思い出を振り返り、一つになって毎日一生懸命頑張っています。
子ども達の頑張りと成長を最後までしっかりと見守っていきたいと思います。
この一年、子ども達と一緒に数えきれないほどの喜びをわかちあえたことは本当に幸せを感じています。
新しい世界へとはばたく子ども達の未来が、明るく、大きく輝きますように☆