千島保育所

クラスだより

きくぐみ(4歳児)クラスだより11月号

秋に移り変わる頃、きく組では新しい遊びのブームが到来しました。
環境認識で9月・10月と“乗り物”をテーマに関心を深める中、ワークショップで段ボールの板に紙のタイヤをつけて車を作りました。
部屋の中で坂道を作って走らせたり、素材を用意すると自分だけの車に少しアレンジしてみる子どもたちも。
子どもたちが「作る」ことに想像以上に集中して興味をもって楽しむ姿に、今度は自分の好きな乗り物を作ってみようと空き箱を使った製作をスタートしました。
環境認識のコーナーに置いてある様々な乗り物図鑑から「これつくりたい!」と思うものを決めて、その乗り物の特徴やタイヤの数をよく見て「4こ!」「8こタイヤいる!」と再現してみました。
保護者の皆さんにもご協力頂き、空き箱やヨーグルトのカップ、たまごのパックなどを子どもたちは家から嬉しそうに持ってきては「もってきた!きょうはパトカーつくる!」と朝からはりきって遊びに入っています。
ヘリコプターのプロペラをどうやって作ったらいいか分からない友だちが「せんせいわからない、できない」と言うと、一緒に製作コーナーにいた友だちが「ストローとストローを×みたいにしたらいいねん!」と教えてくれたり、「はこいっぱいもってきた!つかっていいよ~」と友だちのために持ってきてくれた子に「ありがとう!」とお礼を言っていたり、「クレーンしゃで、荷物もちたいからヒモほしい!」と目の前にある素材以外にも子どもたちからのアイディアで製作の幅が広がっていったりと子どもたちが生き生きと考える姿がとても頼もしく輝いています。
 
 そんな中での秋の遠足、きく組は大阪城公園に行きました。
バスと電車を乗り継いで行くため、“乗り物”のテーマにあわせて「乗り物のマナー」も一緒に考えました。
バスや電車に乗ったとき、食べ物や飲み物はいいかなぁ、大きな声で話をしていいかなぁ、杖を持ったおじいちゃんが来たらどうする?など。
また、実際に乗り物を意識している今、実物を見る経験をみんなで共有したいと考えていたため、遠足でのバス・電車に加え、避難訓練の日に来た消防車を間近で見たり、今度は警察署の方にご協力いただいてパトカーを見にきく組で散歩にも行く予定です*
運動会に続き“クラスの仲間と楽しい経験を共有する”機会を大切に、後期も元気いっぱい過ごしていきたいと思います*