千島保育所

クラスだより

ふじ組(5歳児)クラスだより12月号

赤や黄色に紅葉した葉が、ひらひらと落ち始める季節ですね。
お部屋あそびでは、10月後半から毛糸を使っての作品作りに取り組んでいます。
リリアン編みとポンポンで腕輪をつくり、指編みと“はたおり”でポシェットを作っています。
編んでいくごとにどんどん長くなっていく毛糸に「ふわふわで気持ちいい~」「可愛い♡」と何日もかけて少しずつ、個々のペースで作り上げてきました。
たくさんある毛糸の中で好きな色を選んでいくので、その子らしい色合いの作品ができ、「これは○○の赤で~」「次○○くんと同じ色にしよう!」と友達の作品も見ながら取り組んでいます。
少人数ずつしているので、完成を楽しみにしていてくださいね。
 
表現遊びに向けて楽器あそびを楽しんできました。はじめは打楽器(カスタネット・タンバリン・鈴など)から楽器の扱い方や持ち方、鳴らし方で音の違いなどをあそびの中から知りました。
自由遊びのなかでもいろいろな楽器に触れる機会をつくると、友達同士で「1・2・3・4!」とリズムをカウントしながら、小さな楽団がお部屋のいろんな所でできていました。
全員でリズムに合わせて演奏すると、「ふじ組楽団や!」と一つの曲をみんなで作り上げる喜びを感じています♪
昨年から読んでいた『じごくのそうべえ』の絵本が大好きで「明日も、その次も…毎日読んで!」とリクエストがあるくらいに楽しんでいる一冊です。
お話は、綱渡りの最中に綱から落ちてしまった軽業師のそうべえさんが、ふと気がつくとそこは地獄。そこで出会った山伏のふっかい・歯抜き師のしかい・医者のちくあんと一緒にいろいろな地獄を抜けて生き返るお話です。
お話を読んでいくうちに「“じんどんき”(大きな鬼)が出てきたらな、ふじ組はコマ回し得意やから、コマでやっつける!」「しかいは、歯抜くからお手玉は?」とみんなで意見を出し合いながら、本編より少しストーリーを変えて劇あそびの中ですることにしました。
みんなで遊んでみると「わたし“じょうはりの鏡”する!(えんま様の後ろにある鏡)」と子ども達ならではの目線で、物語の世界に入り込んでいる姿がありました。(本番は鏡役はありません(笑))
12月の表現遊びに向けて、お家の方に見てもらうことを楽しみに取り組んでいるのでお話を聞いてみてあげてくださいね。