千島保育所

クラスだより

おひさまホームだより12月号

赤や黄、オレンジへと、様々な色の落ち葉が舞い落ち、秋も深まる頃となりました。
子どもたちはそれを嬉しそうに集めたり、たくさんひろった葉を友だちと「せーのっ」の声で舞い上がらせたりと色んな遊びを見つけて楽しんでいます。
先月の段ボール電車の制作で、力を合わせて大きなものを作る達成感や作ったものであそぶ楽しさを感じた子どもたち。
そんな中『ぽんたのじどうはんばいき』という絵本を見た時です。
見開きのページで主人公のポンタが段ボールで自動販売機を作る様子を見たあるお友だち。
「つくりたい!」
と制作意欲のスイッチが入りました☆
保育室にあった段ボールを素材に必要な場所に一生懸命穴をあけている姿をみて「なにつくってるの?」と友だちが集まり、共同制作が始まりました。
段ボールをいくつか組み合わせて大きくしたり、色を塗る時は“何色をぬりたいか”意見を出し合いました。
きくぐみさんが迷ったすえ「みんなのすきないろを、じゅんばんにぬろう!」と決め、ひまわりぐみさんの声を聞きながら塗っていきました。
出来上がった自分たちの自動販売機を見て、自然とジュースの自動販売機ごっこを楽しみ始めました。
遊んでいると、絵本の世界観を表現したいと思った子ども達は物語に登場する“ネックレス”や自動販売機から出てくる“おともだち”を表現あそびをするように。
今度はホームのみんなで表現遊びを楽しみたいと考えサークルタイムで色々な意見を出し合いました。
『ぽんたのじどうはんばいきごっこ』に登場する動物、またその動物が自動販売機にお願いして欲しがる物はなんだろう?とみんなで考えました☆
そこから「わたしはねこになりたい!」
「ぽんたになりたい!」
「らいおんがいいな~」
と子どもたちはどの役になりきって遊びを楽しむか自分で選びました。
自分なりに表現する楽しさや友だちとの言葉のやり取りの楽しさを遊びの中で味わっていきました。
表現あそび当日は、子どもたちから始まったこの『ぽんたのじどうはんばいき』の他にもあります。
『いっぽんばしわたる』の絵本
『ライオン狩り』の文学あそび
など、子どもたちが日々の保育の中で気に入っているあそびが詰め込まれているので楽しみにしていてください*