千島保育所

クラスだより

ふたば(0歳児)5月号

新年度が始まり、あっという間に1ヶ月が経ちました。
初めての保育所生活に不安いっぱいで沢山泣いていた子どもたち。
でも、少しずつ新しい環境に慣れ笑顔も増えてきたように感じます。

はじめは保育士に抱っこを求めてぎゅっとしがみついていた子どもたちですが、保育士がわらべうたを歌ったり、おもちゃを手に取り遊んでみせると興味が出てきました。
自ら音のなるおもちゃを手に取って保育士の真似をして振ったり、ボールをにぎにぎと触って感触を楽しんだりしています。
身近な保育士の顔を覚えてきて、側にいると安心して過ごせるようになり、ハイハイやつたい歩きで棚にあるおもちゃを出してきたり、お部屋やテラスを探索する姿も出てきました。
肋木のトンネルを出すと中に入ったり、ばあ!と出てきたりを楽しんでいます。
保育士やお友だちと目が合うととっても嬉しそうな笑顔がでています。

子どもたちがお気に入りのおもちゃの一つに小さな吸盤が沢山ついたシートがあります(100均の石鹸置き)。
子どもたちが座った時にちょうど顔が映るくらいの高さに鏡があり、そこにその吸盤を張り付けておくと、“これはなんだろう?”と触れて、握ろうとしたりめくろうとしたり手指をたくさん動かしています。
掴んで引っ張ると、ペリペリとはがれる感触が何とも面白さがあり、保育士がまた張り付けてあげると何度も夢中になってはがしています。そのうちに、自分で張り付けようとする姿も出てきました。

おむつ交換や食事の場面では、同じ手順で、これからすることを一つ一つ言葉がけしながら伝え、子どもたちが安心し、心地よく過ごせるようにしています。
毎日の繰り返しの中で、次に何をするのかが分かり、おむつ交換台に寝転ぶことを嫌がらなくなってきたり、食事の前に口や手を拭く時に手を出してくれたりする姿も出てきました。

一人ひとりの育ちに合わせて丁寧に関わり、保護者の皆様と子ども達の成長を共に見守り、支え、喜び合いたいと思っています。
1年間よろしくお願いします。