千島保育所

８月は「体・命」をテーマに過ごしてきました。
保育所でも、８月３日に平和を考える日があり、今日でも戦争をしている国もある中、世界中が戦争もなく平和になって欲しいとの願いから、チェロの伴奏と共に戦争中に生きてた人々の手紙の朗読をしてもらいました。
難しかったとは思いますが、静かに聞いていた子ども達。お部屋に帰ってからも、子ども達と平和について考えました。
まだまだ想像もつかないし、戦争を知らない子ども達ですが、その小さな体で何か色々感じたようで、
「友達と遊べなくなる」
「悲しい」
などの言葉が出てきていました。
この機会を通して自分の事を大切にすることやお友達との関わり、こんな時どう言ったらいいのかなど考えるきっかけにもなっています。
また体については、自分達の体を知るという事で、手形を取ったり、（後でこの手形は製作でおばけを作りました）友達の体の型取りをして、その上に寝転んでどっちが大きいか比べたり、体の部位カードを乗せて、「ここは腕！」「ここは肩！」「ここはお腹！」など確かめたりして遊んでいました。特にひまわりさんはこういったカード遊びが好きなので、よく自分達で出してやっていましたよ。
他にも体の本を見て、体の中がどんな風になっているのか興味深く見て、食べた物が体の中を通る所を食道といい、そこから食べ物が運ばれて、お腹にある腸に運ばれて栄養を吸収して、残った物がうんちとして出てくる事を話すと、指で自分の体を喉から辿って
「こんな風にお腹に行ってるの？」
と聞いている子もいました。
「うん、うん、そうそう。こうやって、すうーってお腹にいってここでぐるぐるって回って大事な栄養摂ってるねん」
と返すと自分の体と図鑑を見比べて笑っていました。
また、体の中で一つしかないもの、二つあるもの、二つよりも多いものは何かなどのクイズ遊びもして、自分達の体について簡単に知っていく機会
ともなり、体の中には沢山大事な物があるから自分のことはもちろん、自分以外の人の体も大事にして欲しい事を伝えた月となりました。

９月も引き続き体についてのテーマを持ち、次は感覚器官（五感）について取り入れ、感覚遊びなども取り入れていきたいと思っています。
また、“おやこであそぼう”に向けても今までやってきた事を元に取り組んでいきたいと思います。
１０月１日（土）お楽しみに❕❕