千島保育所

お知らせ

保育所だより2月号

法人から皆様にお知らせがあります。
年末、社会館にとって悲しいニュースがありました。
理事長である尾崎 淳医師が亡くなられました。
高齢ではありましたが西成~門真への移転後も社会館の診療所所長としてながく法人を支えてこられた方です。
亡くなられるまで現役医師として、地域と共に歩み続けられた尾崎先生。安らかに眠りにつかれますようにお祈りいたします。
    

2月の行事予定 

   
03日㈮・節分
07日㈫・ばらぐみ個人懇談スタート~3月3日㈮まで
08日㈬・お話し会 各ホーム
14日㈫・ざぶとんの会
22日㈬・お話し会 ふじぐみ
22日㈬クラス懇談会 ふじぐみ(5歳児)
16:00∼17:00あおぞらルーム
※避難訓練(火災)は日時を決めずに実施いたします。

次年度に必要な1月20日に現況届と保育費長時間申請書等の書類を配布しています。
  • 現況届の締め切りは2月20日㈪までです。以降に提出の方は区役所に持っていってください。
    宜しくお願いします。
  • 『保育時間申請書』と『勤務条件にかかる証明書』は保育所で必要な書類です。
    同じく2月20日㈪を目途に保育所に提出してください。


2月10日㈮に申し込み用紙を雑費袋に入れて配布します。
申し込み期間は2月13日㈪〜17日㈮です。おつりのないようご用意ください。
お金は必ず保護者の方が保育士に手渡してください。

☆3月3日のお別れ散歩は全児お弁当がいります。
くわしくは後日おたよりを配布します。

☆3月の保護者参加行事


3月23日㈭修了を祝う会(5歳児ふじぐみ保護者のみ)

のびのびコラム
年越しやお正月、七草がゆに鏡開き


小正月、大寒小寒、2月には節分に立春。
二十四節気や日本行事などの古き良き習わしに触れる機会が多くあります。
子どもたちも餅つきで鏡餅を作り、幼児クラスは各ホームで鏡開きをしました。
鏡餅は歳神様へのお供え物でその餅に神様が宿るといわれています。
今年の歳神様は癸卯(みずのとう)になります。
歳神様というのはその年ごとに移り変わり、節分の時に食べる恵方巻の方角におられる神様といえば分かり易いかと思います。

保育所では13日の給食でおせち料理を食べました。
大鍋で作った白みそ雑煮は美味しくておかわりする子も。
乳児クラスでも出来るお正月遊びで凧揚げやコマ回し、ばらぐみは先生と一緒にした福笑いに大爆笑!
ふたばぐみの凧揚げは後ろに腕が行かず握っているだけですが先生の後を凧を握って追いかけたり、一緒に手をつないで走る姿はキラキラとしていて心から楽しんでいました。
コマは紐を使うだけではなく指先を使ったコマもあり教えてもらったり独自で考えて遊びました。
平安時代は立春が1年の始まりとされていたことが源氏物語に描かれています。
もちろん立春は平安時代よりもさらに昔からありましたが、日本に住む人々の生活に根付いていたものでした。
立春の前日は節分。豆を巻いての鬼退治。心にいる鬼を追い出したいものです。
春を迎え気持ちを新たにする“心がけ”はわかるような気がします。

保育所で節分の話をする時によく出るお話があります。
「体や心の中にいる意地悪鬼やグータラ鬼、好き嫌い鬼、威張りん坊鬼、泣き虫鬼などなど。みんなの中から追い出そうおには~そと~」
というお話。
それを「本人は悪くない鬼のせい」だから追い出せば良い自分になる!
という自己肯定感を高める話でもあります。
「罪を憎んで人を憎まず」にも似ていますね。
乳児期から幼児期にかけて子どもは自分の思いや気持ちを表現する言葉の獲得が未発達です。
その代わり『感情のスライド』という言葉があります。
それは、笑顔は楽しい記憶であり、それを復元体験することで、いやなことから楽しいことへ気持ちの在り方を移動させる自己防衛能力のひとつです。
他から見ると笑っていて話を聞いていないようにも見えてしまいますが、内々では感情の処理をしていることもあります。
つまり、乳児期には自分を守る力が在り、それを育てている段階ということがポイントです。
人には身を守る防衛本能というのが体の免疫だけではなく心にも働きます。
子どもにかぎらず心や体にはいろいろな思いや考えが人の中にあります。
 
🌱あなたはあなたですばらしい🌱
鬼を追い出すために心に蒔いた豆からは明るい芽が咲いて欲しいですね。