千島保育所 給食だより

給食だより6月号

雨の降る日が多くなってきました。
気温や湿度の変化が大きくなり食中毒が起こりやすい時期に差し掛かっています。
食中毒の注意点をまとめました。

6月は食育月間です。


食を楽しむとともに食事のマナーもお家で話し合う機会にしていただければと思います。

家庭で起きやすい食中毒
カンピロバクター
鶏や牛、豚など動物の腸管内に生息しています。
細菌が体内に入ると1〜7日で発症し、腹痛や下痢、発熱などの症状がみられます。
十分に中心まで加熱されてない肉類(特にとり肉に多くみられます。)を食べることで感染することがあります。
その他にも調理器具にカンピロバクターが付着し、感染することもあります。

サルモネラ菌
多くの家畜や動物の体内に生息し乾燥に強い菌です。
特にとり肉の加熱不足などで発症することが多いです。
8〜48時間の潜伏期間の後、吐き気、嘔吐の症状、下痢腹痛などが起こります。
6月〜10月が活発になるため特に注意が必要です。

ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌は食肉だけでなく、私達の身体にも生息しています。
増殖する際に出す毒素(エンテロトキシン)が食中毒の原因になります。
毒素が付着した食品を喫食すると、食後3時間後に激しい嘔吐、腹痛、下痢を伴う急激な急性胃腸炎症状を発生させます。
予防法としては、手指などに切り傷や化膿傷のある人は、食品に直接触れたり、調理をしないこと、食品は10℃以下に保存し、菌を増やさないこと。
などがあります。

食中毒の三原則


つけない
食中毒を起こす細菌は、魚や肉、野菜などの食材についていることがあります。
この食中毒菌が手指や調理器具を通してほかの食品を汚染し食中毒の原因になることがあります。
つけないためにしっかり洗浄しましょう。

増やさない
食品に食中毒菌がついてしまっても、食中毒を起こすまでの菌量が増えなければ
食中毒にはなりません。食品についた菌は時間と共に増えるので調理は素早く行い、
調理後は素早く食べることが大切です。
また、細菌は10℃以下で増えにくくなるので食品を扱う際は冷蔵庫などに保存しましょう。

やっつける
一般的に、食中毒を起こす菌は熱に弱く、食品に細菌がついていても加熱すれば死んでしまいます。
加熱は最も効果的な殺菌方法ですが、加熱が不十分で食中毒菌が生き残り、食中毒が発生する例が多いので注意が必要です。

おすすめレシピ
焼き夏野菜


材料:2人分
人参:3分の1本 / ズッキーニ:3分の1本 / かぼちゃ:80g / 塩:適量 / 油:適量
作り方
  1. 人参、ズッキーニは半月切りにする。
    南瓜は一口サイズのスライスのする。
  2. 塩と油をかけ、軽く混ぜる。
  3. フライパンで焼く場合、並べて中弱火で焼き色がつくまで焼く。
    オーブンレンジで焼く場合、180℃に予熱して、15〜20分焼く。
  4. 味を見て完成です。

カレー粉を入れたり、チーズと焼いたりしてみてもおいしいです。

6月の献立表は6月1日から見れるようになります。