千島保育所

クラスだより

もも(1歳児)10月号

まだまだ残暑が厳しかった9月。
でも朝夕の涼しい風や日の短さに、少しずつ季節の移り変わりを感じることができました。
もも組の子どもたちも2ヶ月ぶりに所庭あそびに!
久しぶりに出ようと準備をすると、まず帽子や靴下や靴を履くところから、子どもたちの成長を感じられました。
自分のマークが分かって自分のものを手にする子や、自分で履こうとする姿も多く、少し手伝ってもらって履くことができると手を叩いて喜んだり、「やったぁ!」という声もありました。
所庭に出ると、おもちゃの棚へ一目散!スコップやバケツを手に砂場へ行き、上手に砂をすくい容器の中へ。
夏の間にスプーンでの食事が上手になった成果が、こんな遊びの中でも見られましたよ。
お皿の中に入れたものを「ごはん」とパクパクと食べる真似をしたり、「どうぞ」と保育士やお友達に差し出してくれます。
何人かでそれをちびっこハウスの中へ運ぶと、テーブルに並べて椅子に座り「いただきます」と手を合わせてお食事会。
「おかわり」とお皿を渡して、受け取った子が砂を入れてまた渡して・・と見立て遊びのやりとりも、より細かくそして友達同士の関わりも深まっています。
暑い夏で所庭に出られない2ヶ月でしたが、ひと夏での子どもの成長を実感できる久しぶりの所庭あそびになりました。

お部屋ではぶどうの製作あそびをしました。
うす~い花紙をくしゃくしゃと丸めてぶどうの粒を作ります。
まず何枚か重なった花紙を渡し、1枚取ってもらいます。
1枚だけ取るには、親指と人差し指を使い、上手につまめないといけません。
紙がうすいので、力を入れすぎるとうまくつまめなかったり、たくさん一度に取ってしまったり・・。
少し取りやすいようにずらして渡してあげると、みんな少しずつコツをつかみ、上手にとれるようになってきました。
そして、それを両手でくしゃくしゃと丸めます。
力を入れるとぎゅっと小さな粒に、ふわっと力をあまり入れないと大きな粒になり、それぞれ自分が気持ちいい・楽しいと思える感触で、手の力をコントロールしながら、上手に丸めています。
様々な大きさの個性的なぶどうはお部屋に飾り、手を伸ばしてぱくっと食べる真似をして楽しんでいます。

10月からは保育体験が始まります。
実際の保育所での子どもたちの姿を見て頂き、成長を一緒に喜べる機会にしたいなと楽しみにしています。